2012年11月30日金曜日

11/30 最終作品作り1


11/30

前回、動く仕組みを模型で再現する事を行いました。
まずはブラッシュアップした模型のデモンストレーションをしてもらいました。
歯車で動くおもちゃにも、歯車が素直に繋がって力を伝えるモノや、
歯車が上下に動く事で繋がり方が変化して力が伝わるものなど多様な仕組みのおもちゃがありました。







おもちゃの特性から立体的に模型を再現したり、複数個に要素を分割して作られています。
また、ケント紙、スチレンボード、段ボール紙など表現に向けて自ら素材も選択しています。

ゼンマイの様に自動で動く物を模型で作るのは難しいのですが、
素材を選んで作る事で身近な素材でも丈夫でありながら、動きを再現する事が出来ています。

模型に説明を加えたり、色で塗り分ける事でより1つの作品として動きを説明する事が出来る様になっていくので、模型だけにとらわれずに、注釈文を加えても良いです。

これから最終制作として今までの作品を踏まえて、1枚でおもちゃの事を伝えるグラフィックを制作します。実際に模型を作る事で予想でなく、動きの仕組みを明確に理解する事ができるので、
今回の模型制作の経験を踏まえて次の制作に生かしていきましょう。

「模型の参考資料」

レオナルド・ダ・ヴィンチの手帳の3D再現図書
実際のダ・ヴィンチの手帳から再現しています。
手で動かす事で動きの再現を行っています。
自分のおもちゃの仕組みを再現するのに参考になるモノもあると思います。

最終成果物
は「1枚のグラフィックでおもちゃの動きを説明する作品をつくる」事です。
内部の部品の関わりや、動きの伝わり方、物理現象による作用など、
今までそれぞれで作って来た要素を凝縮させて1枚の作品でまとめていきます。

この最終成果物の制作の完成は2週間の時間を取っています。
何を表現するべきか、自分のおもちゃの特徴をもう一度見つめ直しましょう。
今までの自分の作品を見返して、どの様に仕上げていくのかを作戦を立てましょう。




要素が決まって来たら以前にも紹介した
「グリッドシステム」
を決めてレイアウトしましょう。
沢山ある要素を縦、横のグリッドでしっかりと揃えていくと
紙面の見えがスッキリしてまとまりが出てきます。

中身の情報が増えてくるので
“軸を決めます”
また、関係性を示す時に
“余白で見せる”
事を意識しましょう。(線で囲ったりしないで余白でグループの違いを表現させましょう。)

11/16 模型の作成


11/16 模型の作成

これまでに
構造を図解表現
動きの図解表現
動きの物理現象の図解表現
を行ってきました。
そして、今回はそれらをまとめて模型で仕組みを説明する事を行います。

模型はおもちゃを再現する訳ではなくて、
“動きの部分”を模型で説明します。
見学にいった科学博物館にも模型で説明をしている展示があったはずです。
今までは平面で二次元での説明の表現をしてきました。
動きの順番をコマ割りで視覚化していきましたが、
模型の動きを実際に動くカタチで見せる事ができます。

例えば、歯車ならば歯車の組み合わせの順番や回り方の違いなど
“動きの仕組みの部分”
を説明するのに適した部分をピックアップして模型を制作しましょう。


1・動きの部分のピックアップ
2・模型のアイデアスケッチ
3・模型の制作
(4・完成した模型の撮影)最後ポートフォリオにまとめます。






*注意:おもちゃそのものを再現するのではなく、おもちゃの動きの部分を説明するために必要な部分をピックアップして模型を作ります。








来週は津田沼祭でお休みなので、次週までに完成させて模型を持参してください。

翌々週からはポートフォリと最終作品作りです。

*ケントボードA3 2mm以上の厚さ
を準備しましょう。

11/9 おもちゃの動く仕組み

おもちゃの動くしくみ
背景にある物理現象の説明
摩擦、遠心力、揚力、慣性など目に見えない現象を描く。

今までは具体的にそこにあるおもちゃそのモノを分解したり、動きの数値化などを視覚化してきました。今回は、その現象がどのような、原理・原則で動いているのか、仕組みを視覚化していきます。

まずは、自分のおもちゃの仕組みを、絵と文字で要素を分解してみて周りの人に“伝わるのか”確認しましょう。

先週見学にいった博物館のなかでは、そういった仕組みの解説を実際に社会の中で活用されていました。自分の表現の参考に成る物が見つかったかと思います。


モノを説明する時に、矢印や言葉、色を使って図解していきます。


1_おもちゃの動きの理解
2_動きと物理現象の関係性の理解
3_動きを段階ごとに分割していく
4_分割した動きのコマ数を検討する(少なすぎないか、多すぎないか)
5_ラフスケッチ
 5.1_動きを文章で書き表す
 5.2_文章を”箇条書き“で表す(コマ数の決定)
 5.3_コマ数にあった図解をする
 
(ラフスケッチの表現でちゃんと伝わるか必ず他人に見せて確認する)

6_本制作・完成










11/2 上野国立科学博物館 見学

授業で行っているインフォメーショングラフィックスの実際の使われている参考として
上野の国立科学博物館へ見学へ行った。
各自自らのおもちゃの構造の解説に繋がる様な展示モチーフを探し、
次回からの物理現象の解説に役立てる。